天国と言う場所があれば、そこに行きたがるでしょう。

天国と言う場所へ、今すぐに、まだ生きているうちに行けると聞いたら、ただ確認するためだけと言う理由でも、一度でも行ってみたいでしょう。

例えば天国っていったいどんな場所なんだろうと、とりあえず見てみたいでしょう。

私には、天国と言う場所があるのよ。幸せで、愛されて、ずっと気持ち良く遊んでいっていられる場所なの。言葉の要らない、気持ちがすぐに思うだけで伝わっていく、相手に勘違いされたりすることの一切もない場所なの。空気の美味しい、大地が永遠に続く、寝るところも、食べるものも、豊かにあふれている場所さ。

私には、そう言う天国があるの。しかも、そこへ続いていく道もわかっているの。扉の鍵も持っているの。ただ一つ、不満がある。

私の天国には、他の人間が住んでいないのさ。そう。誘っても誘っても、遊びに来ない。覗いてみる人はいるけれど、入って遊んで、泊まってもしない。

不思議なんだよね。天国と言う場所は、絶対人が行きたい場所なのに、独りぼっちで私だけがいる。

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